こんにちは、車はマニュアル派のコテツです。
全国のMT(マニュアルトランスミッション)派のみなさま、レンタカーを借りるのが困難な時代を耐え抜いて、よくぞここまでがんばってこられましたね。
全国のマニュアルなんて無理派のみなさま及びMTって何?派のみなさま、あなた方はレンタカーはもちろん、カーリースも車サブスクも選び放題の幸せな方々です。
この記事は、カーリースと車サブスクの違い、それぞれのメリット・デメリットを知りたい方に向けて書きました。
車を持つことが難しい方や、ライフスタイルに合わせた車の利用方法を探している方にとって、どちらがより適しているのかを徹底的に比較します。
マニュアル派のみなさまは、愛車に長く乗っている方がほとんどだと思いますので、あまり興味がない記事かもしれません。
あらかじめご了承ください。
カーリースと車サブスクの基本知識
カーリースも車サブスクも、車を所有するのではなく、一定期間利用するためのサービスです。
自動車メーカーが手掛けるカーリースのことを「車のサブスク」と呼び、それ以外のサービスを「カーリース」と呼ぶ傾向があります。
基本的な仕組みは同じです。
自動車メーカー系の車サブスクと一般的なカーリースの特徴の違いに焦点を当ててみていきましょう。
カーリースは、契約期間中に車を借りる形で、契約満了後は車を返却します。
一方、車サブスクは、月額料金を支払うことで、車の利用に加えて保険・メンテナンス費用も含まれることが多いです。
どちらも手軽に車を利用できる方法です。
車サブスクとは?その仕組みを解説
車サブスクは、月額料金で車を利用できるサービスです。
一般的に保険・メンテナンス費用が含まれています。
契約期間は短期間から長期間まで選べるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な利用が可能です。
特に、短期間で車を利用したい方・頻繁に車を乗り換えたい方に向いています。
また、サブスクサービスでは、最新の車種を選べることが多く、常に新しい車を楽しむことができます。
カーリースの基本とその特徴
カーリースは、契約者が毎月定額の料金を支払うことで、一定期間にわたってクルマを利用できるサービスです。
契約満了後は車を返却・再リース・乗り換え・または買取という選択肢があります。
契約期間は通常2年〜5年、最長11年くらいに設定されています。
車サブスクよりも長めの設定です。またサブスク同様多くの場合走行距離制限が設けられています。
さらに一般的な車サブスクは、解約の自由度が高い傾向にありますが、カーリースはなかなか自由に解約できません。
カーリースと車サブスクの違い
カーリースと車サブスクの主な違いは、契約内容とサービスの範囲です。
カーリースには「メンテナンスリース」と「ファイナンスリース」の2種類があります。
前者は月々のリース料金に車検・メンテナンス費用も含まれるプランです。
後者は車両本体代金・税金等はリース料金に含まれていますが、車検・メンテナンスの費用は別途支払うことになります。
多くのカーリースでは、自賠責保険の保険料は月々のリース料金に含まれていますが、任意保険は含まれません。
一方、車サブスクは、月額料金に保険・メンテナンスが含まれることが多く、契約期間も柔軟です。
一般的に車サブスクの場合、月々の料金に任意保険の保険料も含まれています。
カーリースと車サブスクの一般的な違いをまとめてみましょう。
カーリース | 車サブスク | |
---|---|---|
契約期間 | 固定(5年以上の長期契約中心) | 柔軟(約3~5年または1年以下) |
中途解約 | 原則として不可 | 可能なプランあり |
車種の選択肢 | 複数メーカーの車種 | 車種限定 |
料金に含まれる費用 | 車両代金・税金・保険(自賠責) | 車両代金・税金・保険(自賠責/任意)・メンテナンス |
車サブスクのメリットとデメリット
車サブスクには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
まず、メリットは、月々の費用が抑えられること・手軽に最新の車を利用できる点です。
一方、カーリース同様、契約期間の制約・走行距離制限が設けられている場合が多いのはデメリットといえます。
また自動車メーカーが提供しているサブスクのサービスでは、基本的に限られた車種しか選ぶことができません。
車サブスクの最大のメリットは月々の費用
車サブスクの最大のメリットは、月々の費用を抑えられる点です。
車検・メンテナンス費用・消耗品交換代なども月々の料金に含まれていることが多い車サブスク。
車を使用する過程で発生する点検・部品交換などが考慮された料金設定といえますね。
また、初期費用が少なく頭金が不要な場合が多いので、手軽に車を利用できるのがサブスクならではの魅力です。
さらに、最新の車種を選べるので、常に新しいカーライフを楽しむことができます。
車サブスクのデメリット「やめとけ」といわれる理由
車サブスクにはいくつかのデメリットも存在します。
まず、カーリース同様、契約期間が固定されているため、途中で解約すると違約金が発生する点です。
ただし解約金がかからないプランを利用すれば中途解約金を支払うことなく車を手放すこともできます。
また、これもカーリースと同じく走行距離制限が設けられていることが多く、長距離移動が多い方にはおすすめできません。
さらに、車のカスタマイズができない場合も多く、自分好みにアレンジすることが難しいです。
車サブスクはどんな人に向いているか?
車サブスクは、特に次のような方に向いています。
・短期間で車を利用したい方
・ひんぱんに車を乗り換えたい方
・初期費用を抑えたい方
・最新の車を楽しみたい方
これらの条件に当てはまる方は、車サブスクを検討する価値があります。
ライフスタイルに合わせた選択をすることが大切です。
カーリースのメリットとデメリット
カーリースには、安定したカーライフを提供する多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
まず、カーリースのメリットとしては、選べるメーカーなどの制限がないことが多く、国産全車種の取扱があることです。
一方、デメリットとしては、リース期間中の中途解約のハードルの高さがあげられるでしょう。
車サブスクよりも契約期間が長く設定されていることを考えると、解約できない不自由さも長く続くことになります。
レンタカーなどと違い、カーリースは自分専用の車にリース料を月々支払っていくものであり、期間満了まで支払い続けることが前提です。
万が一解約となると、状況によって高額の違約金が発生する場合があります。
カーリースの魅力は豊富な車種
カーリースの魅力は、選べる車種が豊富なことです。
複数の車種・グレードを取り扱っており、新車だけでなく中古車リースもあります。
さらにカーリースではオプションで装備できる選択肢が広いことも特徴です。
ナビや安全機能などのオプション装備でより使いやすく快適な車にすることができます。
カーリースの隠れたデメリットと注意点
カーリースは頭金を求められる場合があります。
カーリース会社により異なりますが、一般的に頭金は100,000〜500,000円です。
頭金が必要なカーリースの場合、最初にまとまった金額を支払っておくことで、その後の月々の支払額を減らすことができます。
ただし、通常のカーリースでは頭金は不要で、初期費用としてまとまったお金を用意する必要はありません。
月々の料金が車種・契約内容によって変動することには注意が必要です。
そのため、複数のカーリース会社を比較し全体的なコストをきちんと検討する必要があります。
カーリースが向いている人とは?
カーリースは、特に次のような方に向いています。
・好きな車に長く乗りたい方
・月々の費用負担を抑えたい方
・複数のメーカーから車種を選びたい方
カーリースと車サブスクの料金比較
カーリース専門店と車サブスク専門店の料金は、契約期間・車種・サービス内容によって大きく異なります。
一般的に、カーリースは月額料金が比較的安価で、契約満了時に車を購入できるプランがあるのが特徴です。
一方、車サブスクは、月額料金に保険やメンテナンス費用が含まれていることが多く、手軽に利用できるのが魅力だといえます。
月額料金の実際!カーリース/ 車サブスク
カーリースも車サブスクも月額料金は、1万円台〜数万円くらいまで、車種・プランによって大きく変動します。
例えば、軽自動車なら1万円台から、普通車なら2万円以上になることが多いです。
カーリースにしても車サブスクにしても条件次第で月額料金に違いが出ます。
大手のカーリース
カーリースではそれぞれに工夫を凝らしたプラン・料金体系を用意しています。
大手カーリースをいくつかあげておきますね。
・ニコノリ
大手の車サブスク
次の3つは、代表的な自動車サブスクリプションサービスです。
トヨタ自動車のグループ会社が運営するサブスクリプションサービス。
契約期間中の中途解約も可能なプランも用意されています。
損害保険ジャパン系列のサブスクリプションサービス。
車種が豊富で、高級車も選択肢に入ります。複数の料金プランが利用可能です。
ニコニコレンタカーが運営しています。
業界トップクラスの安さを売りにしているサブスクリプションサービスです。
ランニングコストの違いとその影響
車のランニングコストは、燃料費・駐車場代・保険料・税金・メンテナンス費用など、車を所有し使用する上で継続的に発生する費用を指します。
なかでも大きな割合を占めるのがメンテナンス代です。
新車購入から3年後、それ以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。
さらに1年ごとに法定点検もあり、その都度点検料がかかります。
エンジンオイル・エレメント・バッテリー・ワイパーのゴム・タイヤなども必要に応じて交換しなければなりません。
このようなメンテナンスにかかる費用はファイナンスリースの場合、リース代に含まれません。
整備にかかるコストも含めてカバーするメンテナンスリースもありますが、もちろん料金は高くなります。
自分でメンテナンスや任意保険を管理できるという方はファイナンスリースでリース単価を下げるとよいでしょう。
メンテナンスの手間を省きたい、費用を定額で管理したい場合はメンテナンスリースがお勧めです。
一方、メーカーが提供するサブスクリプションサービスでは、自社製品に精通したディーラーでメンテナンスを受けられるため、安心して利用できます。
車サブスクおすすめプラン
メーカー系サブスクリプションサービスの代表格「KINTO」、メーカー系以外のサービスの中から「SOMPOで乗ーる」のおすすめプランをそれぞれご紹介しましょう。
最新の車サブスクプランを徹底比較
KINTOには、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2つのプランがあります。
〇初期費用フリープラン
・初期費用が不要
・月額料金を支払うことで新車に乗れる
・契約期間は3年、5年、7年から選択
・契約満了時には、新車への乗り換え、車の返却、再契約が可能
・ボーナス併用払いも利用可
〇解約金フリープラン
・契約時に申込金を支払うことで、中途解約時の解約金が無料になる
・契約期間は3年のみ
・契約満了時には、新車への乗り換え、車の返却、再契約が可能
・再契約時には、月額利用料が割引になる場合がある
SOMPOで乗ーるのおすすめプランは、「フルメンテプラン」・「ライトメンテプラン」・「シンプルプラン」の3種類です。
〇フルメンテプラン
・車検、点検、メンテナンス費用が全て含まれる
・オプションでタイヤ交換、「安心乗ーるプラス」も選択可能
〇ライトメンテプラン
・必要最小限のメンテナンス費用(車検、点検など)をカバー
〇シンプルプラン
・メンテナンス費用が含まれない、最も安価なプラン
車サブスクKINTO人気の車種別料金
KINTOとはトヨタ・レクサス・SUBARUの新車を簡単定額で楽しめるサブスクリプションサービスです。
KINTOのラインナップを一部見てみましょう。
通常購入では納車まで半年〜1年以上かかる車も、KINTOなら納期が早い場合があります。
車種 | 納期目途 | 月額 |
ヤリス | ガソリン1.5~3ヶ月/ハイブリッド3~4ヶ月 | 16,830 円〜 |
ルーミー | 1.5~3ヶ月 | 18,590 円〜 |
ライズ | ガソリン3~4ヶ月/ハイブリッド5~6ヶ月 | 18,700 円〜 |
プリウス | 1.5~3ヶ月 | 19,360 円〜 |
カローラクロス | 2WD3~4ヶ月/4WD4~5ヶ月 | 22,660 円〜 |
ハリアー | 1.5~3ヶ月 | 35,200 円〜 |
ランドクルーザー250 | ガソリン2~4ヶ月/ディーゼル6~10ヶ月 | 54,010 円〜 |
アルファード | 1.5~3ヶ月 | 53,680 円〜 |
クラウン | 2~4ヶ月 | 115,500 円〜 |
LEXUS UX | 3~4ヶ月 | 61,600 円〜 |
SUBARU インプレッサ | 2ヶ月 | 31,020 円〜 |
SUBARU レヴォーグ | 3ヶ月 | 41,030 円〜 |
SUBARU フォレスター | ガソリン4ヶ月/ストロングハイブリッド8ヶ月 | 43,560 円〜 |
カーリースと車サブスク、どちらが得なのか?
カーリースと車サブスクの仕組みはほとんど同じです。
両方とも月額での支払いになるため、現金購入するよりも支出が明確でカンタンに車を手に入れることができます。
そのため同じ意味合いで使っている専門店も数多くあります。
ただサブスクと銘打っている場合はカーリースにはない特色があることも確かです。
まず契約期間についていえば、カーリースのほうが長めに設定されています。
また、車サブスクの料金にはメンテナンス費用・任意保険も含まれているのが一般的です。
なお車サブスクの車種は限られますが、カーリースはさまざまな国産車に対応しています。
短期間での利用が多い方は車サブスク、車種の豊富さを重視する方はカーリースが向いています。
車サブスクとカーリースどちらが得かは、プラン・設定条件次第です。
利用頻度・予算・車種の好みなどニーズに合わせて最適なサービスを選びましょう。