こんにちは、ジャズ喫茶でピアノを弾いて暮らしている大人にあこがれていたコテツです。
「エリーゼのために」にあこがれてピアノを始めました。
幼少のみぎり、バイエルで挫折を味わって以来、捲土重来を期しては更なる挫折を繰り返しています。
気づいてみれば楽譜もオンラインでダウンロードできる時代!
重いピアノ教本を抱えて教室に通っていたころが懐かしい。
こちらの記事は、毎月いろいろな楽譜を利用したい方やタブレットで効率的に楽譜管理をしたい方に向けて書きました。
楽譜サブスクのメリットやデメリット・便利な機能・選び方、そして具体的なサービスの比較を通じて、最適な楽譜サブスクを見つける手助けをします。
サブスクですので、残念ながら「エリーゼのために」一曲に賭ける方には向いていません。
ただ、気持ちはとてもよくわかります!
楽譜サブスクとは?
楽譜サブスクとは、月額料金を支払うことで、一定の楽譜を自由に閲覧・ダウンロードできるサブスクリプションサービスのことです。
従来の楽譜購入とは異なり、定額で多くの楽譜にアクセスできるため、特に趣味で音楽を楽しむ方にとって非常に便利です。
最近では、スマートフォンやタブレットで簡単に楽譜を閲覧できるアプリも増えており、ますます利用しやすくなっています。
楽譜サブスクのメリットとデメリット
楽譜サブスクには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
楽譜サブスクのメリット
まず、メリットから見ていきましょう。
持ち運びの手間が省ける・管理が楽
重い楽譜を持ち歩く必要がなく、タブレット1台で多くの楽譜を管理できる
幅広い楽譜を試せる
定額プランでは多くの楽譜を閲覧できるため様々な曲に挑戦しやすい
練習効率が向上する
譜読み力や初見力を鍛えたり発表会の選曲に役立てたり、練習効率を高めることができる
月額料金でお得な場合も
楽譜を1冊ずつ購入するよりコストを抑えられる
楽譜サブスクのデメリット
次にデメリットを見てみましょう。
月額料金がかかる
定期的に月額料金が発生する
利用に慣れが必要
電子楽譜のアプリやタブレットの操作に慣れるまでに時間がかかる場合がある
楽譜のジャンルに偏りがある可能性
特定のジャンル(ポップスやジャズなど)の楽譜が少ないサービスもある
PDFとして保存できない場合がある
アプリによっては、楽譜データをPDFファイルとして保存できない制限がある
オフラインでの利用に制限があることも
サービスによってはオフラインで利用できない場合がある
大人の趣味としての楽譜サブスク
大人のためのピアノ教室があちこちにあります。大人のためのピアノ教本も。
「街角ピアノ」の視聴率は高いはずです。
空港に置かれたピアノの前にさりげなく座って弾き語りをしたい!そう願う人は少なくないでしょう。
楽譜サブスクは、そんな大人の願いをサポートするサブスクです。
好きな時に好きなだけ楽譜にアクセスできるため、自分のペースで練習に取り組めます。
オンラインレッスンと組み合わせることで、より効果的にスキルを向上させることも可能です。
ポップス・クラシック・ジャズなど、多様なジャンルをカバーする楽譜サブスクは、
大人の趣味としての音楽を楽しむ新しいスタイルを提供してくれます。
楽譜サブスクの便利な機能
楽譜サブスクには、快適に楽譜を楽しむための便利な機能がいくつも備わっています。
特に書き込み機能やカスタマイズ機能は、演奏者にとって非常に重要です。
またオンラインレッスンとの組み合わせにより、学習効果を高めることができます。
具体的な機能について詳しく見ていきましょう。
書き込み機能とカスタマイズの重要性
楽譜サブスクの中には、書き込み機能を提供しているサービスがあります。
楽譜サブスクの書き込み機能は、タブレット上で指やタッチペンを使って直接楽譜に書き込みができるというものです。
書き込み機能の具体的な内容を見てみましょう。
〇直接書き込み
楽譜に直接ペンで書き込みができるため、紙の楽譜にメモを書き込むような感覚で利用できる
〇書き込みツールのカスタマイズ
マーカーのスタイル・色・太さ・不透明度などを細かく調整できるアプリもある
〇編集機能
書いた内容を消す「消しゴム」機能・操作ミスを修正する「元に戻す」「やり直す」機能
〇クラウド連携と共有
クラウド上に楽譜を保存できるため、複数の端末で書き込んだ楽譜を共有したり、他のユーザーと共有したりできる
これらの機能を使うことで、自分の演奏スタイルに合わせて楽譜にメモを残したり、アレンジを加えたりすることができます。
また、カスタマイズ機能を利用すれば、楽譜のサイズやフォントを変更することができ、視認性を向上させることが可能です。
特に、視力に不安がある方や、特定の演奏スタイルを持つ方にとって、これらの機能は非常に役立ちます。
オンラインレッスンとの組み合わせ
楽譜サブスクは、オンラインレッスンと組み合わせることで、より効果的に活用できます。
最近は、オンラインでの音楽レッスンが普及しており、プロの講師から直接指導を受けることが可能です。
楽譜サブスクを利用することで、レッスンで使用する楽譜を簡単に入手できるため、学習がスムーズに進みます。
さらに、レッスン中に気になった点を楽譜に書き込むことで、復習がしやすくなります。
オンラインレッスンと楽譜サブスクの組み合わせは、音楽学習をより充実させるための強力なツールです。
楽譜サブスクの選び方
楽譜サブスクを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮する必要があります。
プランの種類・月額料金・楽譜数、さらには無料お試しの活用法などです。
ここでは、楽譜サブスクを選ぶ際の具体的なポイントについて詳しく解説します。
ご自分に合ったサービスを見つけるための参考になさってください。
プランの種類と特徴
楽譜サブスクを選ぶ際は、自分の利用頻度と目的に合わせてプラン内容(閲覧数・購入割引・機能)と料金を確認しましょう。
月数曲程度なら「ライトプラン」などの閲覧数限定プラン、常にたくさんの楽譜を使いたいなら「スタンダードプラン」のような無制限プランがおすすめです。
また、楽譜のダウンロード機能や、指番号・音名表示などの付加機能も確認すると良いでしょう。
楽譜サブスクのプランは、主に以下の2種類に分けられます。
閲覧数限定プラン(ライトプランなど)
▷特徴: 月額料金で閲覧できる楽譜の点数が決まっているプラン
▷こんな人におすすめ: 毎月数曲の楽譜を購入・閲覧する人、まずはお試しで利用したい人
▷プラン例:
・ぷりんと楽譜のライトプラン:月額480円(税込)で、アプリ内で楽譜を月5点まで閲覧できる
・電子楽譜カノンのベーシックプラン:月額840円(税込)で、月6曲までマイスコアに追加できる
▷機能: 閲覧できる楽譜は何度でも確認でき、PDFダウンロードは半額になるなどの特典がある場合が多い
無制限プラン(スタンダードプランなど)
▷特徴: 契約期間中、楽譜の閲覧やダウンロードがすべて無制限でできるプラン
▷こんな人におすすめ: 常に新しい楽譜に触れたい人または月に多くの楽譜を閲覧・購入する人
▷プラン例: ぷりんと楽譜のスタンダードプラン:月額990円(税込)でアプリ内楽譜の見放題
月額料金と楽譜数の関係
月額料金と利用できる楽譜数・機能のバランスも重要です。
月額料金が安ければ楽譜閲覧数や機能が制限されます。
料金が高くなるにつれて閲覧数が増え、高品質な楽譜が利用可能です。
演奏頻度・利用したい楽譜の種類・ジャンルを考慮し、無理なく続けられるプランを選びましょう。
無料お試しの活用法
多くのサービスが無料期間を提供しています。
期間中に楽曲の検索・再生・エクスポート機能などを試して、自分に最適なサービスを見つけることが大切です。
次のような手順で無料お試しを使ってみましょう。
1.気になるサービスを複数登録する
複数の楽譜サブスクサービスで無料期間を設けている場合、同時に登録して比較検討する
2.実際に楽譜を探して試す:
自分の演奏したい曲を検索し、表示や再生を試してみる
特に、目的の楽譜が見つかるか、クオリティはどうかを確認する
3.機能を使ってみる:
楽譜への書き込み機能・PDFでのダウンロード機能・自動演奏機能などを実際に使ってみて、使い勝手を確かめる
4.無料期間内に解約する
サブスクの料金が発生する前に、不要だと感じたサービスは速やかに解約手続きを行う
楽譜サブスクの無料お試しを利用する場合は、著作権のある楽譜を扱うため、必ず正規のサービスを選びましょう。
アプリとデバイスの対応
楽譜サブスクリプションサービスと、それに対応するアプリおよびデバイスの対応状況は、サービスごとに異なります。
例えば、ヤマハの「ぷりんと楽譜」アプリで楽譜見放題サービスは、ヤマハのiOS/Android向け楽譜Viewerアプリ「playo」で利用でき、スマホ・タブレット専用です。
また、TomplayはiOS・Androidアプリに加えてWebアプリ版もあり、PCでも利用可能することができます。
各サービスで利用できるデバイス(スマートフォン・タブレット・PC)やOS(iOS・Android・Windows・macOS)が異なるため、利用したいサービスがどのデバイス・OSに対応しているかを確認することが重要です。
自分に合ったプランを見つける方法
自分に合った楽譜サブスクのプランを見つけるためには、まず自分の音楽スタイルや演奏したい曲を明確にすることが先決です。
次に、各サービスの特徴や料金、楽譜数を比較し、自分にとって最適なプランを選びましょう。
また、無料お試しを利用することで、実際にサービスを体験し、自分に合ったプランかどうかを判断することができます。
1. 利用頻度と目的に合わせて選ぶ
▷閲覧がメインで、利用頻度が低い場合
:「ぷりんと楽譜」のような、月ごとの楽譜閲覧数が付与されるプラン
▷楽譜を積極的に購入したい場合
:「カノン」のような、毎月一定数の楽譜を月額料金で購入できるプラン
▷楽譜の取り込みや編集機能が必要な場合
楽譜の取り込み・指番号表示・移調機能など便利なオプションサービス付きプラン
2. 各サービスの特色を理解する
3. お試し期間や比較ツールを活用する
無料のお試し期間を利用して自分に合っているかを確認する
ピアノ楽譜アプリの早見表などを参考に、サービスごとの特徴や料金体系を比較する
4. 自分の演奏レベルや好みのジャンルで選ぶ
さまざまな観点から複数のサービスを比較検討し、自分の音楽活動に最も合ったプランを見つけましょう。
おすすめの楽譜サブスクサービス
おすすめの楽譜サブスクサービスを5つご紹介します。
各サービスの特徴・楽譜数などを比較し、自分に合ったサービスを見つける参考になさってください。
王道ヤマハのぷりんと楽譜
ヤマハの「ぷりんと楽譜」定額プランの特徴は、約5万点の楽譜をスマートフォンやタブレットで定額料金で見放題にできることです。
スタンダードプラン(月額990円)なら閲覧数無制限、ライトプラン(月額480円)なら月5点まで閲覧でき、playoアプリを使って手軽に楽譜を探して演奏できます。
さらに、サブスク利用者は無料期間終了後、対象楽譜のダウンロード価格が半額になる特典付きです。
購入した楽譜はPDF形式で提供され、自宅のプリンターや全国のコンビニエンスストアのマルチコピー機で印刷できます。
「ぷりんと楽譜」と銘打っているだけあって、ダウンロードしてプリントして使うことに重きを置いているようです。
「電子楽譜カノン」はアプリが超便利
電子楽譜サービス「カノン」のアプリは、楽譜の持ち運びが不要な文字通りのデジタル楽譜です。
ライトプランは月額480円(税込528円)で毎月3曲まで、ベーシックプランは月額840円(税込924円)で毎月6曲までマイスコアに追加できます。
指番号や音名表示・書き込み・録音機能・繰り返し練習機能などが利用でき、音楽活動を効率化・快適化できる超便利なアプリが特長です。
特にiPadユーザーであれば、7,000曲以上の中から楽譜を選んで購入・利用でき、PDFや画像データを取り込んでアプリで管理できます。
「Tomplay(トムプレイ)」はスイス発
スイスに本社を置くTomplayは世界57カ国100万人以上のユーザー数を誇る電子楽譜アプリです。
Tomplayは、全ての楽譜にプロの演奏がついています。
ユーザーが自分の楽器パートを演奏しながら、アプリから流れるオーケストラ伴奏に合わせて演奏できる機能はTomplayの醍醐味です。
クラシック・ジャズ・ポップス・アニメ・映画など、幅広いジャンルの楽譜が8万点以上あり、ピアノ・管楽器・弦楽器など様々な楽器に対応しています。
「flowkey(フローキー)」はドイツ発
ドイツ発の楽譜サブスクアプリflowkeyは、音声認識機能で演奏を評価し、動画と楽譜を同時に学べるのが特徴です。
1500曲以上のJ-POPやクラシック曲を難易度別に選べ、片手・両手・スローモーションなどの練習機能も充実しています。
初心者でも無理なく効率的に練習を進められるアプリです。
ピアノの基礎や読譜の練習など、レベルに合わせたレッスンコースも提供されています。
マルチデバイス対応です。
「Metronaut(メトロノート)」はフランス発
メトロノートはフランスの「Antescofo」(アンテスコフォ)が開発した、AI伴奏付き楽譜練習アプリです。
アンテスコフォは、人工知能を活用して、演奏家の練習やパフォーマンス向上を支援する、音楽スタートアップとして知られています。
演奏に合わせてAIが伴奏のテンポを自動で調整し、オーケストラやバンドと共演しているような感覚で練習できるアプリです。
楽譜への書き込み機能・録音・録画機能・各楽器に特化した練習モードなど多くの機能を備えています。
あなたに最適な楽譜サブスクを見つけよう!
楽譜サブスクは、音楽を楽しむための新しい選択肢です。
おすすめのサブスクは
〇ヤマハのぷりんと楽譜 〇電子楽譜カノン 〇Tomplay(トムプレイ) 〇flowkey(フローキー) 〇Metronaut(メトロノート) |
プランの種類・月額料金・楽譜数・無料お試しの活用法・アプリの使い勝手などを考慮し、自分に合ったサービスを選びましょう。