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こんにちは、コテツです。
子どものころはお風呂といえばバスクリン。
「日本人共通の郷愁を誘う昭和の商品ベスト10」の「色と香り」部門(コテツ編)にランクイン間違いなしです。
今では、バスクリン以外にも多種多様な入浴剤が店頭に並んでいるため、温泉の成分が入っているのかいないのかわかりづらくなっています。
こちらの記事でご紹介する湯の花は、天然温泉の入浴剤です。
なんとか家でも温泉に入れないものか、別府に引っ越すべきか、そんなことできない、じゃあどうする、と辿り着いたのが別府明礬温泉の湯の花でした。
湯の花というのは、そうアレです、アレ。
温泉に入っているときふわりと浮かんでいるアレです。汚れかゴミかと勘違いする浮遊物。
湯の花の正体は、温泉水に含まれる成分が析出・沈殿して固形化した自然の結晶です。
温泉地では入浴剤として利用されたり、製品として販売されたりしています。
明礬温泉の湯の花は世界でもここだけという独特の製造法で作られている湯の花です。
明礬温泉湯の花の製造法から科学的に証明された効能まで詳しくご紹介します。
入浴剤の種類と成分

入浴剤は、無機塩類系・炭酸ガス系・生薬系、酵素系・スキンケア系・清涼系の6つの種類に大別されます。
入浴剤の法的分類は主に「医薬部外品」「化粧品(浴用化粧料)」「雑貨」の3つです。
入浴剤の法的分類
別府明礬温泉の湯の花は医薬部外品です。
厚生労働省の管轄する医薬品医療機器等法(薬機法)に基づき、製品に配合される成分や表示される効能効果によって区分が決まります。
効果・効能をうたうものは医薬部外品、肌を清潔にする・肌を整える目的のものは化粧品、それ以外のものは雑貨です。
▶ 医薬部外品(薬用入浴剤)
肩のこり・腰痛・疲労回復・冷え症などの身体に対する具体的な効能効果を持つ成分が配合されており、その効果・効能が認められている
表示 | 「薬用入浴剤」や「医薬部外品」 |
▶化粧品(入浴料・浴用化粧料)
主な目的が肌を清潔にしたり、肌を整えたりすることにあり、身体への効果・効能をうたうことはできない
表示 | 「浴用化粧料」「入浴化粧品」など |
▶雑貨(浴用雑貨)
見た目・香り・雰囲気などを楽しむことを目的としており、身体への効果・効能をうたうことはできない
※雑貨扱いになる入浴剤の例
香料や色材が主体のバスボムやバスソルト・玩具入りバスボム・浴用炭・ヒノキボール・セラミックボールなど
一般的な入浴剤の成分と種類
入浴剤は、無機塩類系・炭酸ガス系・生薬系・酵素系・スキンケア系・清涼系の6つの種類に大別されます。それぞれ主な成分や期待される効果が異なります。
種類 | 主な成分 |
無機塩類系 | 硫酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどのミネラル成分(温泉由来の成分) |
炭酸ガス系 | 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩と有機酸類 |
生薬系(薬用植物系) | 生薬の刻みや生薬エキス |
酵素系 | 酵素 |
スキンケア系 | ホホバ油や植物油、保湿成分 |
清涼系 | メントール、ペパーミントオイルなどの清涼成分 |
別府明礬温泉とは?その魅力と特徴

別府明礬温泉(べっぷみょうばんおんせん)は、大分県別府市にある、別府八湯の一つで、別府温泉郷で最も標高が高い場所に位置する温泉地です。
江戸時代から明礬が採取されていたことで知られています。
別府明礬温泉の景観
別府明礬温泉は、立ち上る白い湯けむりと、江戸時代から続く「湯の花小屋」とが生み出す独特の景観で知られています。
この景観は、鉄輪温泉とともに「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に選定されました。
明礬温泉の泉質と効能
明礬温泉は、白く濁った湯や硫黄の香りが特徴的な温泉です。無色透明な単純温泉も楽しむことができます。
効能は泉質によってさまざまです。
泉質 | 硫黄泉・酸性泉(酸性含明礬-緑礬泉) |
効能 | 皮膚病: 高い殺菌力を持つ強酸性の湯は、アトピー性皮膚炎・湿疹・ニキビなどの皮膚トラブルに良いとされている 美肌効果: 湯の花の成分が皮膚のタンパク質と結合して膜を作り、保湿効果を高めるほか、新陳代謝を促進する効果もある 疲労回復: 日頃の疲れを癒すのに適している 神経痛・リウマチ: 慢性的な神経痛やリウマチの痛みを和らげる効果があるとされている 血行促進: 硫化水素ガスが毛細血管を広げ、血行を促進し、高血圧にも良いとされている |
泉質 | 単純泉 |
効能 | 美肌効果: 保湿成分が含まれており、肌を滑らかにする効果が期待できる 疲労回復・ストレス解消: 刺激が少ない弱アルカリ性の湯は、心身のリラックス効果を高める |
江戸時代から続く温泉の歴史
明礬は金属硫酸塩の総称であり、かつて別府明礬地区で採掘・製造されていた「金属の塩の粉」を指します。
大分県立図書館によれば、明礬地区は日本一の「明礬(みょうばん)」の採取地として栄えたそうです。
明礬は、媒染剤といって、染物の色を鮮やかに染め出したり、収斂剤(しゅうれんざい)として止血や下痢止めの薬になったり、なめし革を作るときなどに重宝されました。
明治になり、明礬の製造は中止され、湯の花製造と旅館業がそれにとってかわります。
湯治湯として発展していくなかで、皮膚病に効くという湯の花の評判が明礬温泉の名をいっそう高めていきました。
明礬温泉湯の花の里
明礬温泉「湯の花の里」は、湯の花の伝統的な製造法を受け継いでいることで知られる温泉施設です。
敷地内には、江戸時代から続く伝統的な製法で湯の花を製造するわらぶき屋根の「湯の花小屋」が多数立ち並んでいます。小屋の内部は見学無料です。
大露天岩風呂・内湯・家族風呂など多彩な入浴施設が揃っています。
大分の郷土料理「だんご汁」や「とり天」などを味わうことができるレストランや、湯の花をはじめとする商品を購入できる売店も人気です。
温泉の蒸気で蒸した名物の温泉たまごやプリン・とうもろこしなども販売されています。
明礬温泉の湯の花製造は重要無形民俗文化財

大分県別府市の明礬温泉における「湯の花」の製造方法は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。江戸時代から続く伝統的な技術です。
温泉の噴気と特定の「青粘土」を組み合わせ、湯の花小屋と呼ばれる特殊な施設の中で湯の花の結晶を析出させます。世界でも唯一の方法です。
明礬温泉湯の花の製造方法
明礬温泉の湯の花の製造方法は次のとおりです。
1. 小屋の床作り
①地面の掘り下げと栗石の敷設: 地熱のある地面を掘り下げ、熱に強い栗石を敷き並べて床の土台を作る(硫化水素を含む温泉の蒸気(硫気)が床全体に均等に行き渡るようにするため)
②硫気の通り道を作る: 栗石の間には、硫気の通り道となる溝を設ける
2. 湯の花小屋の建築
③骨組みの組み立て: 栗石の床全体を覆うように、木と竹を組んで切妻屋根の骨組みを作る
④屋根を葺く: 藁や萱(かや)で屋根を葺く(この茅葺きの屋根は、雨漏りを防ぎ、小屋内の温度や湿度を安定させる役割も果たす)
3. 青粘土の敷き詰め
⑤青粘土の搬入: 原料となる「青粘土(ぎち)」を小屋に運び込む
⑥敷き詰めと地固め: 青粘土を床に均一な厚さ(5〜20cm程度)で敷き詰め、専用の道具で叩き固める(この作業は「地場締め」と呼ばれ、硫気が粘土を通り抜けやすいようにするための重要な工程)
4. 湯の花の生成と採取
⑦硫気の取り入れ: 床に作った取り入れ口から硫気を導入し、量を調節しながら湯の花が成長するのを待つ
⑧結晶化の仕組み: 硫気ガスが青粘土の中を上昇する際に冷えて温水となり、含まれる硫化水素が酸化して硫酸に変化する→この硫酸が青粘土のアルミニウムや鉄と反応し、硫酸塩の結晶が地表に析出する、これが湯の花です。
⑨採取: 結晶が成長したら、コテなどを使って根元から慎重に採取する
5. 乾燥と製品化
⑩乾燥: 採取した湯の花を乾燥させる。
⑪袋詰め: 乾燥後、袋に小分けされて商品となる
湯の花の成長スピードは、青粘土の成分や硫気の量、小屋内の温度・湿度によって異なります。
採取できるまでに数ヶ月です。また、採取を繰り返すと粘土の成分が減少し、湯の花ができなくなるため、劣化した粘土は廃棄されます。
明礬温泉湯の花の成分と効能
明礬温泉の湯の花は、硫酸アルミニウムや硫酸カルシウムなどを主成分とする温泉沈殿物です。
肌のバリア機能回復、アトピー性皮膚炎、ひび・あかぎれなどの皮膚トラブル改善、肩こり・腰痛の緩和、冷え性改善などの効果が期待されます。
また、皮膚のタンパク質と結合して湯冷めを防ぐ保温効果や、皮膚の汚れを乳化する洗浄効果もよく知られた効能です。
湯の花の成分
明礬温泉の湯の花の主成分は、鉄とアルミニウムの硫酸塩である「ハロトリカイト」です。
この湯の花は、明礬温泉地区の地下から噴出する噴気を利用し、青粘土(主にケイ酸・シリカ・アルミニウム・鉄・硫黄化合物)の上に結晶として成長させて製造されます。
湯の花の科学的研究による効能
別府大学の研究チームは、明礬温泉の「湯の花」の皮膚への効果を検証しました。
「湯の花」は、湯の花小屋で栽培された結晶で、ハロトリカイトという成分が多く含まれています。
ハロトリカイトは、抗炎症・抗アレルギー・抗菌・抗酸化などの生理学的効能があると推測される成分です。
研究チームは、「湯の花」を含むクリームをアトピー性皮膚炎患者に塗布し、その変化を観察しました。
その結果、「湯の花」クリームは、皮膚の乾燥やかゆみを改善し、皮膚バリア機能を回復させることが明らかになっています。
このように、「湯の花」は、アトピー性皮膚炎に有効な成分であることが科学的に示されています。
「薬用 湯の花」から生まれた湯の花コスメ
「湯の花コスメ」とは、別府明礬温泉の地熱とガスから採取される「薬用 湯の花」を配合した化粧品シリーズです。
温泉の保湿成分や殺菌効果、洗浄効果を肌で手軽に体験できるように開発されています。
せっけん・ミスト・ジェル・ハンドクリームなど幅広いアイテムです。
本物の入浴剤明礬温泉湯の花の購入方法
明礬温泉の湯の花は、さまざまな方法で購入できます。
通販サイトや店舗で手軽に手に入れることができ、自宅で本物の温泉を楽しむことができる入浴剤です。
現地で購入する
湯の花をはじめ、各種薬用コスメも明礬湯の里の売店で購入することができます。
〒874-0843大分県別府市明礬温泉6組 明礬 湯の里株式会社みょうばん 湯の里 TEL 0977-66-8166FAX 0977-66-8421 E-mail yunosato@yuno-hana.jp |
湯の花製造販売元の村上商会
村上商会は、明礬温泉湯の里と同じく伝統的な製法で湯の花を作っている会社です。
製造元が異なるため、それぞれの湯の花は商品としての特徴やラインナップに違いがあります。
どちらも人気の高い高品質な入浴剤です。
村上商会のダントツの人気商品として、薬用入浴剤としての「湯の花」のほか、「湯の素」という液体の入浴剤も製造・販売しています。
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②商品一覧をクリックする
大分県別府市のふるさと納税返礼品
別府市のふるさと納税返礼品として、明礬温泉の湯の花のほかに、湯の花の化粧水や家族湯入浴券を受け取ることができます。
大手通販サイトでの取り扱い
明礬温泉湯の花は各種通販サイトでも販売されています。
価格を比較してみてください。
<<Amazonで別府明礬温泉 湯の花をみる>>明礬温泉入浴剤の効果的な利用法
明礬温泉の入浴剤を効果的に利用することで、より良いリラックス効果が得られます。
家庭での温浴効果を最大限に引き出すための方法を紹介します。
家庭での湯の花入浴剤の使い方
「薬用 湯の花」は、家庭の湯船に入れるだけで明礬温泉の効能が体験できる医薬部外品として販売されています。
家庭で明礬温泉気分を楽しみましょう。
湯の花の使い方は次のとおりです。
①家庭の浴槽にお湯を張る
②「薬用 湯の花」のパックを破らずにそのまま湯船に入れる
③4〜5回揺らして成分を溶かす
④成分を出し切ったパックは浴槽に残さず袋のままゴミ箱に捨てる
自宅の浴槽で使用する際の注意点
明礬温泉の湯の花を家庭で使う際は、追い焚き機能を使わないようにしましょう。
天然由来成分のため、金属部分にサビが出たり、追い焚き配管が詰まったりする原因となることがあるからです。
また、天然成分が浴槽の素材に着色することがあるため、使用後はすぐに浴槽を洗い流しましょう。湯の花を入れた残り湯で、 洗濯はできません。
アクセサリーを着用したままの入浴は避けてください。
使用者が語る感想と効能
別府明礬温泉の湯の花はとにかく評判がいいです。
時々信用できないAmazonの口コミも高評価が並んでいます。
ここでは、信用度がゼロに等しいコテツの感想をお読みください。
☆目を閉じていると温泉にいると錯覚する抜群の湯あたりと香り! ☆入浴後の保温効果が本物の温泉!ポカポカが続く ☆皮膚病には確かに効く ☆髪は洗わないで!パサパサになる ☆浴槽に色がつく |
本物の温泉を明礬湯の花入浴剤で楽しもう!
明礬温泉の湯の花は、伝統的な製法で作られた効能豊かな入浴剤です。
とくにアトピー性皮膚炎に有効な成分であることは、科学的にも確かめられています。
湯の花を自宅で楽しむ際には、天然の温泉成分ですので幾つかの注意が必要です。
追い焚き機能を避け、入浴後は浴槽をすぐに洗い流しましょう。
湯の花を入れて目を閉じればまるで別府明礬温泉にいるかのようです。
温泉に行けないときは湯の花温泉へどうぞ。
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