暮らし

「住居のサブスクは全国どこでも住み放題なのか?そういわれても全然イメージが湧かない」

こんにちは、コテツです。

住居のサブスク?家にもサブスクがあるのか?それはつまり賃貸ではないのか?

住み放題といわれても全くピンと来ない住居のサブスク。

いったいどんなサブスクで、賃貸とどう違うのか、さすらいの旅人コテツが徹底調査いたします。

住居のサブスクとは?

住居のサブスクは、定額で一定期間さまざまな住居を利用できるサービスです。

リモートワーク・ワーケーションの普及にあわせて利用者を増やしています。

ワーケーション(workcation)とは、「work」(労働)と「vacation」(休暇)を組み合わせた新しい言葉です。

職場・自宅を離れた場所(旅行先・観光地など)で休暇を取りながら仕事をするという過ごし方を指します。

毎日出社しなくてもいいのなら会社と遠く離れたリゾート地からリモートワーク!

でも滞在費は抑えたい、そんなあなたに住居をオススメします、という流れです。

また、コテツや寅さんのような旅人向けのサブスクでもあります。

住居サブスクの基本情報

住居サブスクのおもな特徴は次のとおりです。

〇契約期間中であれば全国各地の物件を移動できる

〇敷金・礼金・仲介手数料などが不要な場合が多い

〇家具家電付きですぐ住める

〇さまざまな住居がある

・アパートやマンションなどの一般的な賃貸物件

・一軒家を丸ごと利用

・シェアハウス

・ホテルを定額で利用

・空き家を活用

住み放題の仕組みとプラン概説

住居サブスクでは、一定の料金を払うことで家具・家電・ライフラインなども利用できる仕組みになっています。

利用できる物件の種類・数・料金は選択するプラン次第です。

たとえば次のようなプランがあります。

・部屋ごとに料金が異なり、使わない日は料金が発生しないプラン

・月額9,800円から多拠点生活ができるプラン

・1ヶ月に3泊まで利用できるお試しプラン

・全国のホテルが利用できるプラン

人気の住居サブスクリプションサービスとは

人気のある住居サブスクリプションサービスと主な特徴をご紹介します。

ADDress (アドレス)

ADDressは全国の空き家ADDressとはをリノベーションして有効活用しています。

同じ拠点の連続予約は、原則として7日までです。

・プライバシーが確保された個室が中心

・滞在に必要な費用(水道光熱費・Wi-Fi)が月額料金に含まれている

・「家守」と呼ばれる地域住民が滞在をサポートしてくれる

・1ヶ月単位での契約が可能で、最低1ヶ月から利用できる

・:月額料金に応じてチケットが付与され、チケット1枚で1日の滞在が可能

・同伴者が無料利用できる物件もある

HafH (ハフ)

HafHは月額料金を支払うことでコインが貯まり、そのコインを使ってホテルや航空券を予約する旅行サービスです。

連泊に制限はありません。

・コインを積み立てることで旅の選択肢が広がる

・継続すると宿泊が割引になる

・宿泊前日までキャンセル無料

・HafH独自の価格設定により土日やハイシーズンの価格変動が少ない

Hostel Life (ホステルライフ)

Hostel Lifeは月額定額制で全国のホステルに宿泊できるサービスです。

1泊から長期滞在まで、自由に宿泊プランを選択できます。

・オンライン手続きのみで始められる

・全国22都道府県31箇所の施設に泊まったり住んだりすることができる

・宿泊者同士交流でき地域の人とつながるきっかけにもなる

・無料で事務所登記や住民票を置くことも可能

unito (ユニット)

unitoは東京23区を中心に全国2,600以上の拠点をもつサービスです。

最大の特徴はリレント機能(帰らない日や、短期利用者が利用しない日を「Re-Rent(リレント)!

リレント機能により、宿泊しない日数分は割引されます。

XROSS HOUSE(クロスハウス)

都内でシェアハウスを考えているなら人気エリアの物件所有数№1のXROSS HOUSEがおすすめです。

相場より安い料金で利用できます。しかも物件間の移動は無料です。

TsugiTsugi (ツギツギ)

TsugiTsugi は、東急株式会社が運営する定額制の宿泊サービスです。

母体が東急だけあってホテル・旅館・グランピング施設など、幅広いタイプの施設が利用可能となっています。

法人向けプランも充実しています。

SANU 2nd Home (サヌセカンドホーム)

SANUは別荘サブスクです。

「Live with nature. / 自然と共に生きる。」 をブランドコンセプトに掲げています。

都心からアクセスしやすい自然豊かな場所に建てられた別荘に、定額料金で滞在できるサービスです。

住居サブスクのメリット

住居サブスクのメリットを、3つに分けて見てみましょう。

定額制だからできるコスト管理

住居サブスクでは、光熱費・インターネット利用料などが月額料金に含まれているサービスがほとんどです。

そのため毎月の費用が予測しやすく、コスト管理が楽になります。

生活の自由度が増す!

寅さんになれる!

これが住居サブスクを利用する最大の魅力だというのはコテツの私見です。

別にバナナをたたき売らなくても日本全国津々浦々足の向くまま気の向くまま旅をしてそこに住む、そしてまた旅をする。

寝る場所の心配をしなくていい漂泊の旅。あ・こ・が・れ・る。

西行法師や芭蕉に提供してあげたかったサブスクです。

空き家を活用したサブスクの魅力

空き家は住まいとしての条件をすべて備えています。

空き家サブスクは我が家のように落ち着いた暮らしを求める人にうってつけです。

またホテルと違って、地域の方との交流が生まれるのも空き家サブスクならではの魅力といえます。

空き家問題の解決策としても期待されており、地域活性化にも貢献するサブスクです。

住居サブスクのデメリット

住居サブスクにもデメリットはあります。

まず利用していなくても費用が発生するため割高になる可能性があるのは、サブスク共通の留意点です。

そのほかにも住居サブスクならではの主なデメリットをあげてみましょう。

・初期費用は安くてもランニングコストが高い場合がある

・ドミトリー形式や相部屋などの物件が多い

・管理が行き届いていない部屋もある

・部屋の壁が薄くプライバシーが保てない場合もある

・移動を繰り返すうちに疲労がたまる

寅さんも旅に疲れたら柴又に帰ってくるもんなあ〜。

初期費用や契約の複雑さ

住居サブスクでは、敷金・礼金・仲介手数料などが不要なため、初期費用は抑えられます。

その代わり月額料金に水道光熱費・家具家電の費用が含まれている場合が多いため、トータルで費用を考えることが大切です。

住居サブスクは従来の賃貸契約に比べて、契約手続きは簡略化されています。

ただし、サービスによっては契約期間・解約時の条件がわかりにくい場合があるため、注意が必要です。

物件の種類に関する注意点

住居サブスクの物件に関する注意点を3つ述べます。

1.ドミトリー形式や相部屋などの物件が多い

 住居サブスクは、基本的に利用対象が単身者です。

 複数で利用したいと考えている方には選択肢がきわめて狭くなります。

 また、プライベートな空間を大切にしたい方は部屋タイプの検討が必要です。

プライベートな空間、生き物には必要だよ。パーソナルスペース大事!

2.管理が行き届いていない部屋もある

サブスクの部屋は、管理状態にばらつきがある場合があります。

特に、空き家サブスクの場合は物件の品質に差がある可能性は否めません。

ひんぱんに人が入れ替わる物件では、メンテナンスが間に合わない場合もあるでしょう。

3.部屋の壁が薄くプライバシーが保てない場合もある

旅先の旅館・ホテルでも隣の物音が聞こえることはあります。

住居サブスクの一般的な日本家屋では隣の物音・声は当然もれてくるでしょう。

ただ極端に薄い壁だと困りものです。

これは泊まってみるまでわからないことが多いため、口コミが大事ですね。

住民票の手続きとサブスクリプションの関係

住民票は、生活の本拠地に置く必要があります。

そのため、サブスクの住居を生活の本拠地として利用する場合は、手続きが必要です。

短期間の利用・セカンドハウスとしての利用では住民票を移す必要はありません。

サービスアパートメントのように長期滞在を前提とした住居では、住民票を移すことが可能です。

しかし、ホテル・マンスリーマンションのように一時的な滞在を目的とした場所では、住民票を移すことができない場合が多いので気をつけましょう。

住民票がないと、滞在先で行政サービスを受けることはできません。

全国対応の住居サブスクプラン

住居サブスクプランは全国各地の物件にアクセスが可能です。

複数のサブスクリプションサービスが、それぞれ異なる特徴・料金プランを提供しています。

ADDressを活用した移動と定住の両立

ADDresは全国約300ヶ所の拠点を利用できる住居サブスクリプションサービスです。

一般家屋のほか、古民家・シェアハウス・温泉付別荘・お寺・キャンプサイトなど多様な物件を提供しています。

ADDresの月額4万円で全国住み放題のサービスは、二拠点生活を望む人向けです。

リモートワークをしている人・地方での生活を体験したい人・多拠点生活に興味がある人を中心に人気を集めています。

またADDressは、単なる住み放題のサービスではなく、地域住民との交流・地域ならではの体験コミュニティを重視したサービスです。

移動先で本来の収入源を確保しながら、新しいコミュニティに参加することができます。

都内と地方のサブスク物件の違い

都内と地方のサブスク物件の違いはどういう点でしょうか。

4つの観点で比較してみましょう。

都内地方
価格高い安い
種類・数豊富少ない
利便性良い不便
自然環境乏しい豊か

都内と地方の住居サブスクはメリット・デメリットが裏表の関係ですね。

だからこそ、二拠点生活を求める人が多いのかもしれません。

温泉付き物件や別荘などの特別プラン

住居サブスクには温泉付き物件や別荘の特別プランもあります。

月額料金を支払うことで、全国の温泉地・別荘地にある物件を一定期間利用できるサービスです。

温泉付き物件も別荘も維持管理に大変な手間と費用がかかります。

どちらも買うにも借りるにも一苦労です。

また、仮に購入したとしても、温泉大国に住む私たちがたった一か所の温泉地・別荘地で満足するはずはありません。

そう考えると、住居サブスクの温泉付き物件・別荘などの特別プランは魅力的なサービスです。

実際の利用者の体験談

実際に住居サブスクを利用している人はどのような感想をもっているのでしょうか。

X(旧Twitter)を見てみましょう。

住居サブスク利用者のリアルな声

住居サブスクについて、利用者の方の最新投稿から一部抜粋させていただきました。

・韓国・ソウルで宿泊した「 Hotel Atrium Jongno 」旅のサブスクHafHにて予約しました。

今回は土曜日泊だったので普通に予約するとシングルでも1.5万円もしたのでHafHを使うメリットがあった。(タフィーさん)

・今回宿泊したのはZentis Osaka旅のサブスクことHafHに、5年前に登録して永年休会状態でしたが、今回1ヶ月分の会費2,980円を払って復活。前回の広島と今回の姫路&大阪で全コインを吐き出しました。私の人生史上最高にスタイリッシュ。イカ焼きを持ってチェックインする宿ではなかった…(さわやんさん)

利用者の成功事例と失敗事例

使って良かったというご意見とその反対のご意見を一つずつお借りしました。

・「多拠点生活のサブスク会員になり1年半😄会員同士で酒持ち込み&手料理頂きつつ、恋バナや夫婦間悩み、マヤ暦(!)を語り合う🍻何だろう、この居心地の良さ🏠他人だから何でも話せるし異なるバックグラウンドを持つ方々の意見が楽しい✨酔ってすぐ2階に上がり泊まれるのも最高」#ADDress(旅が好きな在宅Wワーク兼週末ツアコンでフリースクールっ子のママさん)

・住まいのサブスクのADDressを試しに登録し、泊まってみた。いや〜、使えない。コスパは悪い。これならもう少し出してビジホホッピングの方が断然いい。ま試してみないとわからないが、ADは家主のためのサービスだね。人それぞれ感じ方はあるだろうけど、私は「あり得ない」だった。泣(シニア遊民 とある@リタイア後のLIFEを考えるさん)

住居サブスクを利用する方法

住居サブスクの利用方法を確認しましょう。

登録の手順・プランの選び方をご説明します。

登録から利用開始までの流れ

住居サブスクの登録から利用までは次のような流れになっています。

1. 会員登録・プランの選択

2. WEB上で利用可能な物件を検索し、滞在したい場所を予約

3. 物件の利用

新しい物件に移るときは新たに予約をして移動します。

移動を続ける限りこの繰り返しです。

最適なプランの選び方

住居サブスクの最適なプランを選ぶには、まず利用目的を明確にすることが先決です。

〇出張・ワーケーション

ビジネスホテルに対応したサブスク・長期滞在割引のあるプランを選ぶ

〇旅行や観光

観光地のホテル・様々な地域に拠点を構えるサブスクプランを選ぶ

〇多拠点生活

全国各地に拠点を持つサブスクプランを選ぶ

〇お試し移住

短い期間でも地域の人たちと交流できるサブスクプランを選ぶ

〇セカンドハウス

定期的に利用するためコストパフォーマンスのよいプランを選ぶ

次に料金体系・拠点数・利用できる施設を調べます。

そのうえで自分の利用頻度・期間に合ったプランかどうかを比較検討することが大切です。

サブスク住居と賃貸の違い

サブスク住居と従来の賃貸との違いを比べてみます。

おもな違いはコストそして契約です。

賃貸とのコスト比較

サブスクは初期費用を抑えることができます。さらに家具家電付きです。

しかし月額料金が高めになる傾向があります。

それに対して賃貸は敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用を負担しなければなりません。

さらに家具家電は購入する必要があり、光熱費もかかります。

一見すると、賃貸はお金がかかるイメージですが、家賃は安く設定されていることが多いです。

賃貸ナゾの礼金ルール!大家と店子は親子だよっていう時代じゃやないよ〜。

契約の柔軟性に関する比較

住居サブスクでは、1ヶ月単位・1泊単位など柔軟な契約期間で利用できます。

また解約手続きも簡素化されている場合が多いです。

一方、賃貸契約では一定の縛りがあります。

契約期間が2年などと決まっているのが一般的です。

契約期間中の解約には、家賃1か月分程度の違約金が発生する可能性があります。

住居サブスクは仕事とライフスタイルの最適化

Wi-Fi環境さえ整っていれば地球の裏側から「出勤」が可能です。

都会でしか得られない仕事・収入を捨てることなく、生きぐるしい通勤電車から抜け出すことができれば人生は広がりを見せます。

住居サブスクはそんな二拠点生活の夢をかなえるサブスクです。

夢と現実は常にかけ離れていますが、石橋は叩きすぎると壊れて渡れなくなります。

家こそ仮の宿りにすぎません。

都会の暮らしに疲れたら、ちょっとお試しで住居サブスクの世界へ飛び込んでみるという手もあります。

人生は家があってもなくても誰にとっても漂泊(漂白はハイター)の旅だよ〜。

ABOUT ME
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人生は仮の宿り。持たない暮らしを追い求めて今はやりのサブスクリプションサービスを徹底調査しています。サブスクのメリットもデメリットも本音で語りたいコテツです。